キモンティーヌの嘘百科

「星のカービィ」シリーズや海外産ホラゲ、その他ゲームの嘘考察を綴っていくブログです。

【嘘シリーズ】7つの要因から見るソウル化についての提言【星のカービィ考察】

梅雨入り前夜

 今年ももう6月、梅雨入りの季節でございます。

 上半期の総決算が行われるところも少なくなく、祝日がないというのになにやら忙しいムードが世間に漂い始める季節でもあります。

 遅れてくる5月病もあるなか、皆様どのようにお過ごしでしょうか。梅雨に入るとまた体調を崩しやすいぜって方もいるので、健康にはお気を付けください。

 湿気と暑さで食中毒もありますからね。6月地雷多くねぇか?

 そんでもって初っ端から手前話で大変恐縮ですが、当ブログを開設してから1年が経ったようです。

 開設当時はまさか1年でこんなに見られるとは思ってなかったので、稚拙な記事を読んでくださった方々には本当に感謝しかありません。

 次の1年もより精進すべく、今回は星のカービィ考察の鉄板ネタである「ソウル化」についての嘘を持ってきたので、最後までお付き合いいただけると幸いです。

 また、取り上げるモチーフの特性上「タッチ!カービィ」以降の作品のネタバレが含まれますので、未プレイの方はお気を付けください。

 

 

ソウルが出オチの作品↓

www.nintendo.com

 

 

 

ソウル化

 まず、本題に入る前にソウルとは何だったのかについて思い出してみましょう。

 ソウル化とは、実際に作中に出てくる単語ではないいわゆる「ファン用語」であり、主に本編クリア後のボスラッシュに準じるモード(格闘王への道etc.)において本編ラスボスの強化形態に「~ソウル」とつくことに端を発した、ラスボスが強化される事象の総称です。

 すべての始まりは「タッチ!カービィ」におけるラスボス第2形態ドロシア・ソウルなので一概に本編ラスボス強化形態とは言えませんが、近年は上記の条件に沿って登場しています。

 また紛らわしいですが広義の意味でのソウル(=魂)も同作品内で使用されることがあるため、ソウルとついているからそれが全てソウル化したものというわけでもありません。レオンのソウルとか、ソウル・フォルガとかね。

 そしてソウル化したキャラクターは流れ的にゲームの最難関モードの大トリを任されるのでゲーム内で屈指の強さを誇り、また重厚なストーリーがバックボーンとして用意されていることが多いので、アクションゲームとしてのカービィファン、ストーリーゲームとしてのカービィファン両方から人気が高い傾向にあります。

 壮大なバックボーンの中にはまだ語られていないことも多く(というか語られていないことのほうが多い)、考察の種となるので多くの有識者様が各地で考察を展開しているのが見られます。冒頭で書いた考察の鉄板ネタというのはこういうことですね。

 そんな中で本記事では、本編ラスボスがソウルになる「ソウル化」の条件について、新たな視点から開拓していこうと思います。

 まぁ結局本編で詳しく語られていない以上嘘でしかないんですけど、嘘かホントか分からないことを話している時が一番楽しいので許してください。

 

 

ソウル化の要因

 現状判明しているソウル形態のボスは2パターンに分けることができて、外からの要因でソウル化してしまったボスと、自力でソウルに達したボスに分けられます。

 結論から話すと、この2者には明確な違いがあるため、そこがソウルに至る条件を紐解くカギになるのではないかということです。

 2026年6月現在ソウル化したラスボスと言われているのは7種(6種という見方も多い。諸説あり)。

 そう多くないのでひとつずつソウル化した状況を確認していきましょう。

 

 

・ドロシアソウル

 「魔法の絵筆」で描かれたソーサレス3姉妹の長女にして、『タッチ!カービィ』のラスボスを務めた絵画の魔女。

 作品内において現実世界に嫉妬し、自らの住まう絵画の世界と同じ様相にしようと画策した黒幕ポジションでありました。

 彼女のこの行動は今でもファンの間では語り草になっており、星そのものの環境の改変というのはダークマター族やHWCなどが行っている規模のことであるため、単身それを実現してのけたドロシアの魔女としての実力は未だ未知数として多くのファンに恐れられています。

 そんなドロシアがソウル化したのがこの形態。

 元の彼女の面影はなく、彼女が理性という仮面を外した奥底にあった醜悪な堆積物が顕現した姿のように思えます。

 また、後のソウル化したボスの定番技となる「シューターカッター」や「スプラッシュラッシュ」などを使用してくるため、実力も折り紙つきです。

 ソウル化した状況としては、カービィと魔法の絵筆を操るプレイヤーに追い詰められ、敵の排除に全力を注ごうとして至ったという状況になります。

 

 

・マルクソウル

 いたずら好きな奇怪な道化師。

 皆さんご存じ『銀河に願いを』ラストでギャラクティック・ノヴァにぶつけられ、その大破に巻き込まれたマルクが、常軌を逸した執念でギャラクティック・ノヴァの欠片を取り込み、死に体から復活した姿になります。

 他のソウル化ボス同様自らの体を攻撃道具に変えて攻撃してくるのはまさに狂気にとらわれた姿であり、やられた際の奇声はそれを顕著に表していました。

 まぁこいつの狂気は元から疑惑がありますが、それでもソウル化した際はそのギアが1,2段上がっていたように感じます。

 

 

・マホロアソウル

 怪物の宿り木と成りし虚言の魔術師。

 『Wii』ではEXモードの最終盤で異空間ロード内部で変化し、『WiiDX』では真格闘王の最後にとんでもない爆弾を落としていったラスボスでした。

 現状最難関のラスボスとして有名な彼ですが、意外とソウル化ボスの技を使ってこないことでも知られています。あえて挙げるとすればブラックホールくらいか。

 彼がソウル化した状況は、魔王マスタークラウンに魅入られその宿り木となってしまったがために欲望が暴走し、その状態で長時間戦い続けたため自我を完全にマスタークラウンに持っていかれてしまったというものでした。

 こうして書くとコイツ悲惨すぎるだろ。

 

 

・セクトニアソウル

 美と欲望の女王であり、奴隷である世界樹。

 『トリプルデラックス』の真・格闘王への道ラストに登場したクイン・セクトニアの強化形態でしたね。

 本編では美と支配に執着し、ポップスターを我が物にするべく「操りの秘術」でワールドツリーと一体化してしまった彼女でしたが、真・格闘王ではさらに4つの「きせきの実」まで取り込み、永遠の美に取りつかれソウル化してしまいました。

 ソウル限定の第2形態ではもはや本人の意思ですら動いておらず、彼女が永遠なる眠りを求めているのに肉体はワールドツリーを捨てて戦い続けるというお辛い展開が披露されました。

 体感一番楽なソウルボス。

 

 

・星の夢.Soul0S

 夢も見ない、ご飯も食べないマザーコンピューター。

 『ロボボプラネット』の真・勝ち抜きボスバトルにて作中最大の衝撃を残した裏ボスでした。

 システム面で特筆すべきは第4形態まである戦闘の長さや初見殺しのハートレス・ティアーズなど様々ありますが、今回は設定的な話なので割愛。

 こいつはゲーム的な強さもさることながら、設定的な強さも作品上位に食い込むと言われています。直前のギャラクティックナイトリターンズと合わせて、強すぎんだよいろんな意味で。

 ギャラクティックナイトの話が出てきましたが、星の夢のソウル化には彼が大きく関わっていたんですよね。

 ギャラクティックナイトの封印を解いたことで彼の逆鱗に触れ、修復不可能なレベルのダメージを負ってしまった星の夢は、より完全な存在になるため素体であるハルトマンの心を完全に捨てるSoul0Systemをアンロックしたのでした。

 第4形態ではカービィを利用してハルトマンのメモリーを完全に消去し、Soul0Sを完成させていましたね。

 

 

・ソウルオブニル

 混沌。

 『スターアライズ』で毎度恒例になった強化版ボスラッシュ、Theアルティメットチョイスの(当時)最高難度である「魂の飛び出る辛さ」の最後に待ち構える、本編ラスボスのエンデ・ニルの強化形態です。

 ちなみにニルの時点でもいまだに謎が多く、コイツの位置づけが詳しくわかってないのも事実です。多分エンデ・ニル本人ではある・・・はず。

 本編の描写とスペシャルページから、エンデ・ニルが触れた感情やエネルギーによってその存在の根本を変えるということが語られていたため、彼はおそらくハイネスが闇のエネルギーを集めて闇の存在として復活したニルが、カービィとフレンズに触れてより根源的な存在へと姿を変えたものであると推測できます。

 内側のカラーが灰色に近い白なのも、もともとは闇の存在だったエンデ・ニルにカービィらの友情という光が混ざった結果なのかもしれませんね。白と黒が混ざってあいまいな姿、ゆえに混沌。

 より魂に近い存在、自らのルーツへとその姿を変えていったニルは、やがてその始祖と同じ姿まで行きつくことになるのですが、ソウル化ボスではないという扱いを受けることが多いためここでは語りません。

 

 

・カオスエフィリス

 議論を呼ぶ最新作裏ボス。

 彼については、ソウルフォルガといった形態があったり、そもそも名前にソウルが付いていなかったりとソウル化ボスに加えないという意見もありますが、今回は参考程度に一応似た裏ボス枠として取り上げてみました。

 『ディスカバリー』本編にて数多くの現地生物を捕食し、星を侵略しようとしたエフィリスが極楽の夢見鳥に一度魂を吸収され、夢見鳥の消滅後その力を引き継いだ存在としてTheアルティメットカップZ、TheアルティメットカップZEXの大トリを飾った裏ボスでした。

 特にZEXの方のカオスエフィリスは笑っちゃうくらいインチキな性能をしていたことは、皆さん記憶に新しいと思います。

 「新世界」の科学力、そしてそれを凌駕すると言われる兄の二重の引き立て役となった彼ですが、最終盤ではエフィリスのソウルと捕食したビースト、自らを吸収した極楽の夢見鳥の力、そして兄の槍と結晶化能力を持ち合わせた、まさにカオスな存在となって作中最強の敵キャラとしてカービィの前に立ちふさがった成長系のキャラでもありましたね。

 

 と、7体の裏ボスたちの概要とソウル化した状況を確認できたわけですが、ここからは上記の情報から最初に書いたソウル化の条件についての考察をしていきたいと思います。

 

魂の所在と解放

 最初に書いたソウル化の2つのパターン、それに上記7体のボスを当てはめてみると

・外的要因でソウル化したボス:マルクソウル

               マホロアソウル

               セクトニアソウル

               ソウルオブニル

               (カオスエフィリス)

・自力でソウル化したボス:ドロシアソウル

             星の夢Soul0S

 

といった感じになります。

 このことから、外的要因でソウル化したボスは個別の意思を持っている生物で、自力でソウル化したボスは誰かに作成された無生物であるということが読み取れます。

 具体的にはマルク→ノヴァを取り込んだ

      マホロア→マスタークラウンに支配されていた

      セクトニア→4つのきせきの実の影響

      ニル→カービィらの光の友情

      エフィリス→極楽の夢見鳥を主として、なんか色々

というソウル化するにあたって明確な要因が生命体にはあった一方、ドロシアは追い詰められて勝手に、星の夢はリミッター解除の要領でソウル化していました。

 そこに一定の線引きがあることは火を見るより明らかなように感じます。状況証拠だけ見たらね。

 では、なぜ生物と無生物でソウル化の状況がこうも違ったのか。

 それは、ソウル化というものの条件が大きく関わっているように私は感じます。

 無生物が自力で達成して生物が未だそれを成しえていないということは、生物には自力では極めて難しい要素が絡んでいるということです。

 それこそが、命名ルールのひとつになっているソウル、つまり「魂」なのではないかと私は考察します。

 生物は、えてして誕生した時から魂を持っているものです。

 魂の所在が脳なのか心臓なのか議論に首を突っ込むつもりはありませんが、多くの創作物や宗教では生物には心があり魂が宿っているものとして扱われます。

 一方、無生物に制作された時点で魂が宿ることはそうあることではないとされています。もちろん、そういった創作や逸話、文化的芸術があることを否定しているわけではありません。個人的には、『ロボボプラネット』の顛末が好きなのでモノに魂は宿る派です。

 しかし、全てのモノに等しく魂が宿るかと言われたら答えに悩まざるを得ません。

 アニミズムはこの世のすべての概念に霊魂が宿っているという考え方をしますが、同時に個々の魂の独自性を前提としている考え方であるため、生物の魂と無生物の魂を同一視するような答えは出ません。

 また、汎神論では全ての魂の本質は同一だとされていますが、本質が同じであるだけでやはり細部は共有されがたいものを持つと説明されています。

 これらの考え方にもある通り、生物の魂と無生物の魂は同等ではない、あるいは無生物には魂がないという意見が一般的です。

 その意見を採用すると、無生物が自力でソウル化できた要因は魂の重さや有無にあると言えそうです。

 つまり、ソウル化とは自らの魂を捨てることを前提とした進化なのではないでしょうか。

 故に、もともと制作物だったドロシアは自力で魂を捨てることができたし、星の夢はハルトマンの魂がメモリに残っていた本編ではソウル化できずに、Soul0systemを発動してハルトマンの魂を捨てた瞬間に成った。

 逆に、マルクは願いをかなえる大彗星を吸収し心を壊さねければ成れなかったし、マホロアはマスタークラウンに自我を乗っ取られて自分の意識が無くなったことでソウル化した。

 4つのきせきの実で生きながら魂を捨てるという奇跡を起こしたセクトニアも、ハイネスの復活の儀で集められた闇の心をカービィという光で塗りつぶされたニルも、本来のソウルを夢見鳥に啜られたエフィリスも、皆外的要因によりその魂を失った者たちでした。

 ソウルと名打っておきながら、最も魂からかけ離れた存在。

 それが、ソウル化したボスであると、私は考えています。

 嫉妬、執念、憎悪、欲望、渇望、運命、復讐・・・

 様々な感情に身を焦がし、その感情を感じる魂を捨てるという選択をした、そんな悲しい選択をしてしまったキャラクター。

 次のカービィ新作が出たとして、その裏ボスと成るのはそんなキャラクターなのではないか、と。

 そんな運命を背負ったキャラクターがいてほしくないな、と考察を終えて、私は思いました。

 

 そんなところで、今回の嘘は締めたいと思います。

 この嘘は当ブログが開設したときからやりたかったことだったので、この機会に吐き出せてよかったです。

 最後にあんなこと書きましたが、実際にソウルボスが新登場したら年甲斐もなく小躍りしちゃうけどね。カービィ新作、35周年たる来年には出ると言われていますが、はたして。

 新作と言えばニンテンドーダイレクトもありましたからね。楽しみなタイトルが今回も勢ぞろいでした。

 デルタルーンは以前もダイレクトで発表がありましたが、まさか東方projectやキングダムハーツの発表までニンテンドーダイレクトで行われるとは思わなんだ!

 トリの時のオカリナリメイクと合わせて、大変衝撃でしたよ。

 時オカリメイクは、シンプルにうれしいですね。時オカはいいぞおじさんなのでこれからも「時オカはいいぞ~」って言い続けていきたいと思います。

 StarFoxにBanban9、今年はやらなきゃいけないゲームが多くて大忙しだ!

 

 それでは、最後まで読んで下さりありがとうございました!!

 他の記事も読んでやってくれると嬉しいです!!

 

 

画像出典:『タッチ!カービィ』2005年3月24日発売

制作・著作 株式会社ハル研究所/任天堂株式会社

© HAL Laboratoly,inc./Nintendo

『星のカービィウルトラスーパーデラックス』2008年11月6日発売

制作・著作 株式会社ハル研究所/任天堂株式会社

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『星のカービィWii』2011年10月27日発売

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『星のカービィトリプルデラックス』2014年1月11日発売

制作・著作 株式会社ハル研究所/任天堂株式会社

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『星のカービィロボボプラネット』2016年4月28日発売

制作・著作 株式会社ハル研究所/任天堂株式会社

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『星のカービィスターアライズ』2018年3月16日発売

制作・著作 株式会社ハル研究所/任天堂株式会社

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『星のカービィディスカバリー』2022年3月25日発売

制作・著作 株式会社ハル研究所/任天堂株式会社

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