キモンティーヌの嘘百科

「星のカービィ」シリーズや海外産ホラゲ、その他ゲームの嘘考察を綴っていくブログです。

【嘘シリーズ】ドラグーンのどの辺がドラグーンなのかを考察する回【星のカービィ考察】

シャケ

 狗巻棘じゃないよ。

 スプラトゥーンレイダースが発売されて1カ月経とうとしているところですが、皆さんどのようにお過ごしでしょうか。

 私はもう言うまでもなくシャケ漬けの毎日ですね。

 こう書くとシャケの保存業でも始めたかのような文面ですが、もちろんレイダースのことです。(素人がやっていいのかは分かりませんが、シャケの塩漬け作りもいつかやってみたいですね)

 途中でモンハンX挟んだせいか未だに無限食堂クリアできていないんですけど、ボリューム凄すぎませんか?

 ならこんなの書いてないでさっさとクリアしろよと言われてしまうかもしれませんが、少し気になったことがあったので調査ついでに忘れないように言語化しようと書き起こしている所存でございます。

 タイトルにもある通り、『カービィのエアライド』に登場するドラグーンを名前の由来から読み解いていった今回の記事。完全に私の趣味全開ではありますが(いつもそう定期)、最後までお付き合いいただけると幸いです。

 

 

ドラグーンも出てくるシリーズ最新作↓

www.nintendo.com

 

 

 

 

 

火を吐く竜騎兵

擲弾兵衛のオランダ竜騎兵

 

 ドラグーン 竜騎兵

 それは火器を装備した騎兵を指し、30年戦争以降銃火器の普及とともに数を増やしていった兵装のアーキタイプです。

 元をたどれば火炎放射短銃を使用した仏国兵がこの銃をドラゴンになぞらえ、それを使用する騎兵をドラゴンを持つ騎兵、竜騎兵と名付けたことが始まりだったと言われています。

 ここから騎兵=ドラグーンのイメージが強くなり、火器を持っているだけでもドラグーン、短銃を装備しているだけでもドラグーンと呼ばれるようになっていきました。

 乗馬しながらでも安定して発砲できる短銃に「ドラグーンマスケット」と名付けたりと、一躍ドラグーン旋風が巻き起こっていたのが、この17世紀ごろであると言われています。

 今よりも頻繁に隣国との戦争が起こっていた中世欧州で、一瞬とはいえ流行ったということはそれほど有効な兵装ではあったわけです。ま、ギリシア最高打点と言われたファランクスが馬乗って中距離戦仕掛けてきたらそりゃ強いよな、と。

 その強さも、幻の生物であるドラゴンの名を冠することに説得力を持たせた要因なのかもしれません。

 余談ですが、火器を装備し胸甲騎兵の様相を取っていたドラグーン部隊は一応扱い的には重装騎兵なはずなのですが、英国王室竜騎兵では軽装竜騎兵、重装竜騎兵と2つに分かれていたそうです。カタファランクト・ドラグーンと言ったところでしょうか。格好いいですね。

 つまるところ、ドラグーンとは火器を装備し胸甲騎兵となった兵士である、というところまではご存じの方は多いと思いますが、ここで『エアライド』のドラグーンを思い返してみると、う~ん、まったくドラグーン要素はありませんよね。

 ここが、今回の考察ポイントとなります。

 この記事が「解説」ではなく「考察」の体をとっているのは、今からこの「ドラグーンのドラグーン性」について考察していくからなんですね。

 次は、エアライドマシンのドラグーンの方から考えていきましょう。

 

 

虹を描く竜騎兵

機動戦士ガンダム GフレームFA ドラグーンストライク【プレミアムバンダイ限定】|発送日:2026年3月|バンダイ キャンディ公式サイト

 

 こちらのドラグーンは言うまでもなく3つのパーツを集めると顕現する伝説のエアライドマシン、空の王者と形容される、最強の機体ですね。

 ひとたび空を飛べばあっという間に時速200キロまで到達し、七色の羽で飛んだ後には虹がかかるほどの残像を残す、他の追随を許さないほど圧倒的なマシン性能を誇ります。

 そんなドラグーンですがやはり空の王者というだけあって騎兵、つまり大地をかける馬とは対極の位置にいるように思われますが(実際エアライダーのある場面ではドラグーンが空担当、ハイドラが陸担当であるかのような描写があった)、なぜそのような機体がドラグーンの名を冠しているのでしょうか。

 それを考える際に重要になってくるのが、竜騎兵としてのドラグーンのルーツだと私は思っています。

 先ほど書いたように、ドラグーンの語源はフランスの火炎銃、ブランダーバスがドラゴンと言われていたことだとされています。

 つまり、原初の意味でのドラグーンとはブランダーバス(ドラゴン)を使う騎兵という意味なのです。

 エアライドマシンとしてのドラグーンは、ノヴァ製ではない=完全な意思を持った生命体、或いは半生命体ではあるものの、その用途、破壊力ははっきり言って兵器のそれです。

 『スマブラX』の亜空の使者での活躍なんかが顕著ですが、ドラグーンはシティトライアルの範疇を超えると無制限の加速による衝突破壊なんかができ、それこそスターシップやトリプルスターに匹敵する破壊力を有しています。

 亜空砲戦艦なんかよりよっぽど兵器だよ。かっこよかったけどさ。

 『エアライダー』曰くマシンとライダーは人馬一体。ドラグーンに乗った搭乗者も含めて「ドラグーン」なのだとしたら、この名前の意味合いも少し違って見えてきます。

 現実のドラグーンは語源に立ち返ると「兵器ドラゴンを扱う騎兵」

 ゲームのドラグーンがマシンと、それに登場するライダーを指すなら、エアライドマシンドラグーンとは騎手に使われている兵器、すなわちドラゴンであると類推できるのです。

 こじつけ臭くはありますが、ドラグーンのドラゴン性は至る所に隠されています。

 隠されるも何も、機首の鋭い爪なんかはまさに竜爪を表しているように思えますし、天空を自在に飛ぶというのも、雲蒸竜変という言葉があるように竜の特徴のひとつです。

 この視点に立つと、ドラグーンが七色の軌跡を残して飛ぶことにも重要な意味があるように思えます。

 現在は西洋のドラゴンの火を吐くイメージなんかも相まって、竜に様々な属性を感じることができますが、元来東洋の龍というのは鯉の滝登り伝説、登竜門の存在などからわかるように、水と密接に関わっていると考えられてきた幻獣です。

 ゲーム好きに身近な例で言うとギャラドスが水タイプなのと同じ理由ってことですね。いや、あいつドラゴンタイプじゃねぇから例えとしては不適切かも。

 ここで「東洋の」としたのは日本や中国の龍といった、あの細長くて髭を生やした『ドラゴンボール』の神龍みたいな龍だけでなく、蛇や人の姿で描かれるインドの竜神蛇神も水の神として崇められていた記録があるからです。

 そもそも竜のあの細長い体自体、川の流れから来るものだとされています。

 そこから、川が蒸発して雲になる=龍は雲を使って空を飛ぶ

      雲が雨になって降り注ぐ=竜神信仰の恵み

      雨が上がって虹がかかる=虹は龍の通った跡

 などといった伝説に発展していったようです。

 そう考えると、ドラグーンが虹の軌跡を残すのにも龍のメタファーだったからという理由が見出せそうですよね。

 蛇や人がいいなら、ドラグーンのあの機械的な見た目でもドラゴンに入るかも・・・?

 他にはドラゴンには「伝説上の存在」といった概念そのもののメタファーとして使われることも多いです。皆さんも、伝説上の生物と聞いたらドラゴンを思い浮かべる人が多いと思います。逆に「コロポックルを思い浮かべました」って人がいたら腰抜かしちゃうけどね。

 我々がゲーム中伝説のエアライドマシンを「伝説」と認識しているとき、まさにドラグーンは概念上でドラゴンと結びついていると言えます。

 そしてそれが完成した時、騎手に扱われる本来の意味でのドラグーンとしてプレイヤーの前に姿を現す。

 それが、ドラグーンがドラグーンたる所以なのではないかと私は考察しました。

 

 ここまでが本記事の考察内容なのですが、せっかくなので他の伝説のエアライドマシンの名前についても考察していきましょうか。

 レオは言うまでもないですね。ラテン語でライオンという意味そのままです。

 また、しし座の星という意味も含むようなので「流星の旅路」の歌詞にある「闇を切り裂く赤い星」はまさにレオのことを歌っていたのだということが確信できました。これは新たな発見ですね。

 そしてハイドラについてですが、ギリシャ神話のヒュドラから来ていて、多頭の悪魔の姿をしたこの蛇は高い再生能力と狡賢い知恵、猛毒を持つ怪物とされています。

 その様から、ハイドラには困難な状況や最悪な問題が次々と湧き出てくることを指す際にも使われるらしいのですが・・・

 ハイドラそこまで言われる筋合いはねぇよ!!?

 

 

 

 

 

 

画像出典:ブクォイ・コレクションより「ハサールの領事」

『カービィのエアライダー』2025年11月20日発売

制作・著作 株式会社ハル研究所/任天堂株式会社

©Nintendo / SORA / HAL Laboratory, Inc.do

 

 

【Garten of Banban】最新作の第3弾予告トレーラー公開!!【Last Ticket to the Abyss】

時候

 八月に入り、夏も本番といった暑さに見舞われている地域も増えてきましたが、皆さまはどのようにお過ごしでしょうか。

 近年は毎年のように最高気温が更新され、灼熱極まる外気温になってきているので「熱中症にはお気を付けください」が時候になりかけていますね。どこまで行くんでしょうね、この気温上昇。

 しかしこの八月に関しては上昇しているのは気温だけではありません。

 ついに公開された『Garten of Banban Last Ticket to the Abyss』の第3弾予告トレーラー、その内容は我々プレイヤーのテンションを上昇させるのに不足ないものとなっていました。

 というわけで、本記事ではトレーラーの内容を確認するとともに、そこから考察できそうなことを考えていきたいと思います!

 最後の方には過去作のラストも踏まえての考察もあるので、未プレイの方はお気をつけ下さい。

 

テンションブチ上げトレーラーはコチラ↓

Garten of Banban: Last Ticket to the Abyss - 公式ティザー予告編 (Delvers)

ついに内容が明らかになりつつある最新作はコチラ↓

store.steampowered.com

 

 

 

探索者

 トレーラーのタイトルはDelvers(探索者たち)

 子供を探し、地下世界を探索し続ける主人公のことを指しているのか、それとも・・・

 

 

 映像は、ひとり佇むブラシスタから始まります。

 それと今回、音声トラックが付いているため映像に合わせて何者かの独白を聞くことができます。

 声がナレーターっぽいので誰の独白かは不明。内容的にブラシスタっぽいか・・・?

 

 

 彼女の目線の先には一枚の絵画が。シリンジョンの塔に飾られてあったブラシスタの作品群のひとつですね。

 たしかタイトルは「表面下」。幼稚園経営陣が「レジスタンス」と呼んでいた王国組を描いた作品ですが、もう揃うことのないかつての仲間たちの絵を見て、彼女は何を思うのでしょう。

 関連性は不明ですが、Steamの本作紹介文にも表面下という言葉が使われています。バンバンズ幼稚園の表層に出てくることを禁じられた者たち。その遺志を継ぐ最後の一人が、ブラシスタなのかもしれません。

 このシーンの独白は、「私が思考していた時間は短いが、その間多くの憎悪と暴力を目にしてきた。私はそれを否定的に見るよう創られていないものの、今ではそのような考えも持つようになっている」というもの。

 たしかに今判明している情報だけでも、ブラシスタは王国を無理やり保護下に置こうとしている経営陣、王笏を守るバウンセリア女王とダダドゥ卿、己の役に忠実になろうとするあまり自分を見失っているジェスター・ビターギグルとシェリフ・トードスター、そして全員を自らのために利用しようとしたシリンジョン、それらすべてに関わっている人物であり、数奇な運命に導かれて深淵に堕ちてきたキャラクターだということが判明しています。

 経営陣に生み出されてからさして時間が経っていないであろう彼女が体験するには、実に過酷で濃密な運命だったと言えます。

 たとえ憎悪や暴力に無頓着であるようプログラムされていたとしても、それに否定的な考えを持つようになるのは必然でしょう。

 

 

 絵画を離れ、町のような場所を歩くブラシスタ。途中で、何かを気にするように振り返ります。

 「表面下」の絵があったということはここはシリンジョンの町なのでしょうか?それとも町にあったのはレプリカで、本物は彼女と一緒に「深淵」にあるのか・・・

 Garten of BanbanⅨの舞台はアビスー深淵であるとSteamでは書かれていますが、Ⅷのラストでは彼女は町まで上がってきていました。意外と、町と深淵は近い位置関係にあるのかも?

 このシーンの独白は「私は何が正しくて何が間違っているかを自分で判断しなくてはならない」というもの。

 たしかに上層ではリーダー気質のバンバンや聡明なフリン、中層以降はシリンジョンが仕切っていましたが、深淵ではそのような存在がいるとは思えません。

 闇すらも誑かすと言われる深淵では、信じられるのは自分だけ。正しい判断は、自分に委ねられるということなのかもしれませんね。

 

 

 そして、次のシーンではなんとⅧの隠し部屋で存在が明らかになったウーニー・バルーニーの絵が!

 今までのジンクスから本格登場はⅧの次々作、Garten of BanbanⅩであると多くのファンに考察されていた彼ですが、前回の最後にブラシスタが登場したように、今回プレビュー登場のような形で声だけでも登場してくれるかもしれませんね。

 見た目かわいくて、私好きなんですよね、バルーニー。どうしようこれでシリンジョンみたいな性格のやつだったら(シリンジョンへの熱い風評被害)。

 

 

 ブラシスタがやってきたのは、スポットライトが眩しい鉄骨組みの施設。

 ここは公式ティザー画像でも公開されていましたね。

 それを見た時も思ったのですが、スポットライトの多さや地下には似合わない華美な装飾など、普通の施設というよりドラマなどの撮影現場のような印象を受けました。ブラシスタの作品は絵画だけに収まらないのでしょうか・・・?

 ここでの独白は「成功率は9%と言ったところか。残りは好ましい結果は期待できず、肉体を大きく損傷することになるだろう。もっとも、これでもまだマシな方ではあるが・・・」といった内容。

 「自分が正しいと判断したこと」を信じて何やら作戦を立てているようです。

 成功率は大分低く想定していますが、それでもやるということはそれによって得られるリターンが大きいということ。

 今作では、その作戦を中心にストーリーが展開していくのではないでしょうか。

 

 

 これもティザー画像で公開されていたロボットですね。バンバンの印がほんのりチャーミングな印象を与えてくれる。

 搭乗しているのはミスター・カボブマンのようです。

 ・・・カボブマン!!?(二度見)

 

 いや、そんな馬鹿な。だって君、自分の意思で行動できないじゃない。どうやってその小学生の自由工作みたいな体でロボットを操縦するっていうんだ・・・

 しかし実際乗って動いているので、これが本当に彼の身体の代わりになるのでしょう。

 いやー、驚いた。人型のロボットだったからてっきり主人公が乗るか、良くてもドローンと一緒に操縦するかだと思ってた。まさかカボブマンのボディだったとは・・・

 主人公はバンバンと一緒にカボブマンを雑に扱ってきたので、仕返しされないか心配ですね。あの体で迫られたらビビッて動けねぇよ・・・

 逆に完全に許してたら許してたでカボブマンの器デカすぎるけどね。

 

 

 剣を振るうダダドゥ卿。

 半身不随は治ったようですね。ジョシュにボコボコにされたあげく自分が脱獄用に用意したダンプカーに轢かれるという泣きっ面に蜂Lv100みたいな状況だったので心配していましたが、どうやら無事だったようです。

 無事だったことには安心ですが、主人公への恨みが消えたわけではなさそうなので再会はなるべくしたくはありませんね。無理か。

 彼のいる場所は先ほどブラシスタが訪れていた撮影セットのような場所ですね。ここが彼らの拠点なのかな?

 背後にはレールのようなものが引かれているのが確認できますし、いよいよ本当に何の施設なのか分かりませんね。

 

 

 そして、深淵に廃棄されたマスコットたちが一堂に!

 みんなとは逆方向を向いてブラシスタに指摘されるちょっと天然なカボブマン、意外と四つ足で様になることが伺えるブラシスタ、悪い笑みが似合いすぎてる過去一イケメンなダダドゥ卿。

 彼らが、ブラシスタが表面下で集めた同志たちと言ったところでしょうか。

 後ろの奴は、もう考えたくもありませんね。ラマンバの500倍怖ぇよ。

 深淵でこんなのに出会ったら即シリンジョンの町に踵返してしまいそうなものですが、子供を探すためにはもっと奥まで探索しなければなりません。

 スティンガー・フリンは、なんてところまで子供を隠してしまったんだ・・・というか彼も深淵に訪れるような雰囲気を出していましたが、あんなに小さくなってしまってここで生きていけるのでしょうか。

 ただでさえ面倒くさい性格してるんだから、これ以上敵を作ったらいよいよヤバいぞ。

 

 

 最後は、いつものようにタイトルが出て終了。

 今回もまた、衝撃的な情報が数多く開示されたトレーラーでしたね!

 前回のラストで示唆されていたように、シリンジョンが討たれルールが変わった地下世界で中心となるのは、深淵で暗躍するブラシスタのようですね。

 一方誰のものか分からない独白では「憎悪や暴力に否定的な感情が芽生えてきている」ことが語られていたので、語り主がブラシスタにしてもそうでなかったにしても多少平和主義的な考えを持つマスコットが深淵にもいるのはありがたいですね。最後の勢揃いのシーンでは暴力の化身みたいなやつしかいなかったけど。

 最後のシーンと言えば、最奥の怪物はどことなくオピラバードの面影を宿していますよね。まるでオピラベイビーがジバニウムを過剰摂取してしまった時のような姿です。

 肉感(皮膚感?)が先日リリースされたGarten of BanbanVer2.0.0に登場したヘリッシュ・ナニーに似ているので、それと同じ、またはそれに順ずる進化を遂げたヘリッシュ・オピラバードという可能性が高いですかね。

 ダダドゥ卿が監獄から脱獄する際に連れてきたのでしょうか。ただでさえ脅威であったオピラがヘリッシュ化でさらに狂暴性を増したのならば、これほど恐ろしいこともないでしょう。

 町にいるヘリッシュ・ナブナブが味方になってくれないと割に合わないよ、これ。

 とはいっても、ヘリッシュ化については情報が少なく、一種の暴走状態ということしか明らかにされていません。

 バンバンがナブナブをダダドゥ卿にけしかけたように、ヘリッシュ化したマスコットを制御する方法も存在しているのかも?

 Last Ticket to the Abyssでは、彼らに深淵で襲われないよう、媚びを売っとくことが大切になるかもしれませんね。

 兎にも角にも、まだまだ知りたい情報が多い新作、発売日は明らかになっていませんが、Steam上では近日リリースとなっていました。

 今しばらく深淵に思いをはせて、来るべき日を楽しみに待ちましょう!

 

 最後まで読んで下さり、ありがとうございました!!

 ぜひ他の記事も読んでやってくれると嬉しいです!!

 

 

 

画像出典:Garten of Banban: Last Ticket to the Abyss - 公式ティザー予告編 (Delvers) - YouTube

 

【Garten of BANBAN】まさかのアップデートが来たので感想&考察!【考察】

 

 

大型アップデート配信

 初夏といえど暑さ極まる中、皆さんどのようにお過ごしでしょうか。

 私は、もう今回のアップデートのことで頭がいっぱいです。

 というわけで、急に来ました、Garten of Banbanバージョン2.0.0

 もう、あまりに急すぎて言葉も出ないくらいの衝撃でしたね。Garten of Banban自体こういった過去作の追加要素なんかがない作品だったので、まさか初代に新エンディングが追加されるとは・・・

 考察しがいのある・・・というか考察要素しか残されていない内容になっていたので、ぜひその内容を振り返りながら一緒に考察していきましょう!

 そのため、今回はGarten of Banbanv2.0.0のネタバレを含むので、未プレイの方はご留意ください。

 

伝説の始まり、Garten of Banbanはコチラ↓

store.steampowered.com

 

 

 

本編

 今回のアップデートでは本編に主に5点の追加要素が加わっています。

 1つ目は、グラフィックの変化

 2つ目は、ミニゲームの追加

 3つ目は、実績の追加

 4つ目は、収集アイテムの追加

 そして5つ目は、エンディングの追加です。

 ミニゲームに関してはゲーム開始時に、ジャンボジョシュの野菜キャッチゲームが遊べます。「コンベアバトル」みたいで楽しかった。

 ミニゲームでしか解除できない実績もあるので、皆さんぜひ勇んで挑戦してみてください。

 

 

 そしてゲームを進めていくと、親の顔より見たオピラバード発見。

 ここら辺は原作どおりですが、この距離からでもわかるくらいグラフィックが上昇していますね。

 それこそ最新の『Garten of BanbanⅧ』では暗い牢獄の中でしか彼女にはお目にかかれなかったので、こんなに明るいところで綺麗な姿を見るのは初ですね。グラフィックが向上したことで、黒目がより不気味になって怖ぇ~

 

 

 そんなオピラ君の人形。

 これが新たに追加された収集アイテム、バンバンファミリーの人形ですね。

 タイトル画面にも出ていた幼稚園最上階の壁画にいた6人の人形がさまざまなエリアに隠されています。見つけ出してコンプリートすべし!

 

 

 あとあんま関係ないのですが、緑の滑り台が滑れるようになっていました。

 なんで?

 

 

 新グラフィックのジャンボジョシュ。

 初代のジャンボジョシュのグラフィックはやけに綺麗だったことで有名なので、ここはあんまり違いが分かりづらいかも。

 この後エレベーターの崩落に巻き込まれて気絶してしまうジョシュ君ですが、Ⅷでもなんだかんだ気絶したまま物語が終わっていきましたね。

 はたして、次回作では出番があるのか。またⅦのときのような大立ち回りに期待したいものです。

 

 

 そして、最後の追加要素、新エンディングについてですが、これは人形をすべて集めて上の手紙を読むことで見れるようになっています。

 手紙の内容は、何者かが読み手に「施設隠蔽プロトコルの発動」「教室のパネルの確認」を指示する内容となっており、誰が誰に対して書いたのかは明らかになっていません。

 少なくとも、施設隠蔽プロトコルなんてものを発動しようとしている以上この幼稚園の存在を隠したかった人物であることには変わりありません。

 今のところ幼稚園、ひいてはゾルフィウスの存在を封じようと画策していた元経営陣ウスマン・アダムとウェバリー・メイソンしか思い当たる節がありませんが、わざわざ名を隠したということは別の人物の可能性も残されています。

 そして教室のパネル・・・

 教室と言えば『Garten of BanbanⅡ』でバンバリーナの地獄の授業を受けた教室を思い出しますが、あそこに何があったのでしょうか

 そう思いつつ手紙から目を離すと・・・

 

 

 な ん か い る

 

 Ⅷでミス・ミミッカーと目が合ってしまった時のことを思い出しますね。

 明確に「出会ってはいけない何か」であるそれは、不可避の攻撃を仕掛けてきて、主人公を謎の世界に誘ってきます。

 

 

 目が覚めた場所は、ゲーム開始時に立っていたバンバンズ幼稚園の入り口付近。

 しかし、画面にノイズが走ったような演出が加わっており、通常の世界と明らかに何かが違うという感覚に襲われます。そう、それはまるでスティンガー・フリンの精神世界のような・・・

 

 

 ホーム画面にもあった最上階の壁画の様相もだいぶ変わっています。

 全員が、明らかにこちらを見ているイラストに変わっていますね。黒目の位置を変えるだけでここまで不気味になるのか、バンバンファミリー・・・

 後述しますが、この空間では「見る」ということが重要なワードになっているようで、この壁画はそのことを表しているのかもしれません。

 「みんな、見ているぞ」

 

 

 通常世界でオピラバードがこちらを覗いていた場面では、かわりに廊下を謎の影が横切ります。

 謎の影っつーか、あの特徴的なバレリーナ衣装はナニー・・・?

 Garten of BanbanⅥ・・・ではなく、Ⅷ以来の登場ですね。

 彼女についてはあのGarten of Banbanよくわからん奴代表のゾルフィウスより分かっていないことが多く、彼女の正体についての考察も多岐にわたっている状態ですが、ここで登場したということは、やはり彼女は物語の根幹に深く関わっているキャラクターなのでしょう。

 

 

 謎に満ちた乳母を追ってボールピットに繋がる大部屋まで行くと、通常世界にはなかった一枚の紙を見つけることができました。

 こどもたちがキャプテンを楽しそうに囲んでいる絵ですね。

 ケースレポートにもあったように、キャプテン・フィドルズはケース12の中で唯一成功したケースであり、赤子のような行動をする彼は児童からとても人気なマスコットであると報告されていました。

 主人公の息子はマスコットについてオピラバードとスティンガー・フリンにしか言及していませんでしたが、子供たちから人気だったという話は真実だったのでしょう。

 また、彼は現在判明しているケースレポートの中ではこれも唯一「友達紹介デー」までに発表の準備が完了していたケースであり、彼の異端さが際立ちます。

 いまだ主人公の前に姿を現しておらず、主人公の息子のもとにもいないとされているキャプテン・フィドルズ。彼は一体、どこに姿を隠してしまったのでしょうか。

 

 そして、この世界ではオピラバードがいないので何に襲われるでもなく地下に繋がるエレベーターに乗り込むと・・・

 

 

 本来ジャンボ・ジョシュが登場する場所に姿を現したのは、主人公をこの世界に連れてきたあの怪物。

 見た目と言い、色と言い、だいぶサイズと印象が違いますがこの怪物は先ほど姿を見せたナニーその人・・・

 巨大化、超強化という点は、バンバンにジバニウムを注入されて暴走したヘリッシュ・ナブナブと類似しますね。彼女のデザインを担当された方がSNSで「H・Nanny」と呼称されていたので、この形態はそれにちなんでヘリッシュ・ナニーというのが正しいのでしょう。

 バンバンのフェラル化とは違い、ジバニウムの過剰摂取、オーバーロードじみた姿ではありますが、あのナニーでさえかくも恐ろしい姿になってしまうとは・・・できれば、他のキャラクターのヘリッシュ化した姿はお目にかかりたくないものです。

 

 

 眼前に現れたヘリッシュ・ナニーは、バンバンファミリーの人形を次々と食らっていきます。

 悪魔をも食らうその姿は、まさに魔王。

 これはゼルダのやりすぎですが、青い豚のキャラを見るとどうしても魔王成分を勝手にくみ取ってしまいます。でもさ、どの作品でも青い豚って怖いんだよ。ポークンとかブルーピッグとか。

 

 

 しかし、キャプテンの人形を見た途端様子が一変。

 顎が外れそうな勢いで顔をゆがませ、苦痛にもがくように咆哮し始めます。

 そして、徐々に画面が暗転していき、隠しエンディングへと突入していきます。

 

 暗い画面にヘリッシュ・ナニーの眼だけが浮かび上がり、彼女は語りかけてきます。

 

 

 

 

 

「見る」ということ

 以上が、今回の大型アップデートで新たに追加された要素だったのですが、いやー、もう、こんなのお出しされたら考察するしかないじゃあないですか!!

 Garten of Banban初代にアップデートが来るだけでもうれしいのに、まさかあのナニーに焦点が当たるなんて!

 Ⅵ、Ⅷでは一瞬の登場だったので、こうして言葉を交わしてくれるのは大変うれしい限りですね。会話というより「警告」でしたが・・・

 とはいえ、ナニーがわざわざ警告をしに来たということから考察できることはたくさんあります。彼女の立場を考える際にも、だいぶラストのセリフと行動が助けになります。

 まず、警告をしたということは彼女はスティンガー・フリンやシリンジョンと同じく外部の人間に地下のことを探られてほしくない立場であるということがわかります。スティンガー・フリンはそのわりには子供を地下に匿ったりしていますが、今回ナニーが見せた世界が精神世界に似ていたことから、互いの繋がりは少なからずあると考えてよさそうです。

 たとえば、乳母であるナニーが主人公の子供を保護するために、利害が一致する輩であるフリンに子供を匿ってもらった、とか。

 また、ここが幼稚園である以上、ナニーが何のナニー(乳母)かと言われれば、十中八九幼稚園に通う児童なのでしょうが、またこれもメジャーな説のひとつとして「ゾルフィウスの乳母説」というものがあります。

 園児よりさらに若い、赤子のメタファーでもあるとされている深淵に潜む秘密ゾルフィウス。

 その守り手がナニーなのではないかという説ですね。正直、この説もかなりあり得ると思っています。

 しかし今回追加された新たな描写で、説がもう一つ増えました。それが「フィドルズの乳母説」。

 というより守るべき対象に園児やゾルフィウスに加えてフィドルズも含まれているのではないかという説なのですが、ケース12軍は上記のように赤子に近い動きをするように作られたとされています。

 ナニーがゾルフィウスのような「赤子に近いもの」を守るようプログラムされているのだとしたら、ラストでキャプテンの人形を見てバグってしまったのにも納得ができます。

 狂暴化し全てを食らうヘリッシュ化の本能と、赤子を守る乳母(ナニー)としての本懐。その二つがせめぎあい、内部でエラーを起こした結果が、アレだったのかもしれません。

 そして、今回最も重要な要素としてちりばめられていたのが「見る」という行為。

 ナニーの精神世界でのバンバンファミリーの壁画もそうでしたし、ヘリッシュ・ナニーも登場時こちらをしばらく監視していました。

 

 思い返せばGarten of BanbanⅧで登場した際も彼女は「見ている」だけでしたね。もしかしたら気づいていないだけで、今までのシリーズもナニーに監視されていたのかもしれません。しかし一体、何のために・・・?

 

 

 或いはナニーは、我々が見ている闇そのものなのかもしれません。

 最後のセリフで、ナニーは次回作の副題にもある「深淵」について触れていました。深淵には、手を出してはいけない・・・

 深淵に関する言葉として、一番有名なのはやはり『善悪の彼岸』でニーチェが用いた「深淵を覗くとき、深淵もまたこちらを覗いている」という言葉でしょう。

 ここで言う「深淵」とは解決が難しい問題のことで、そういったものに意識を取られていると帰ってこれないところまで行ってしまうものだよ、という考え方なのですが、Garten of BanbanⅨにて主人公はまさに深淵に足を踏み入れようとしています。

 言うまでもなく障壁が立ちふさがり、成果芳しくない息子探しの旅は、解決の難しい問題でしょう。

 それゆえ、ナニーは自分の身も顧みず深淵に囚われようとしている主人公に精神世界で伝えようとしたのかもしれません。

 こちらを見る壁画で、こちらを見るヘリッシュ・ナニーで、そして、こちらを見ている深淵で。

 あなたが深淵を見ているとき、深淵である私たちもまたあなたを見ているぞ。

 見てはいけないし、知ってはいけないし、知ろうとしてもいけない。

 好奇心を持った時、わたしはもうあなたを見ているのだから、と。

 

 

 

 

画像出典:『Garten of Banban』©Euphoric Brothers 2023年1月7日リリース

     『Garten of BanbanⅧ』©Euphoric Brothers2025年8月25日発売

 

 

【嘘シリーズ】7つの要因から見るソウル化についての提言【星のカービィ考察】

梅雨入り前夜

 今年ももう6月、梅雨入りの季節でございます。

 上半期の総決算が行われるところも少なくなく、祝日がないというのになにやら忙しいムードが世間に漂い始める季節でもあります。

 遅れてくる5月病もあるなか、皆様どのようにお過ごしでしょうか。梅雨に入るとまた体調を崩しやすいぜって方もいるので、健康にはお気を付けください。

 湿気と暑さで食中毒もありますからね。6月地雷多くねぇか?

 そんでもって初っ端から手前話で大変恐縮ですが、当ブログを開設してから1年が経ったようです。

 開設当時はまさか1年でこんなに見られるとは思ってなかったので、稚拙な記事を読んでくださった方々には本当に感謝しかありません。

 次の1年もより精進すべく、今回は星のカービィ考察の鉄板ネタである「ソウル化」についての嘘を持ってきたので、最後までお付き合いいただけると幸いです。

 また、取り上げるモチーフの特性上「タッチ!カービィ」以降の作品のネタバレが含まれますので、未プレイの方はお気を付けください。

 

 

ソウルが出オチの作品↓

www.nintendo.com

 

 

 

ソウル化

 まず、本題に入る前にソウルとは何だったのかについて思い出してみましょう。

 ソウル化とは、実際に作中に出てくる単語ではないいわゆる「ファン用語」であり、主に本編クリア後のボスラッシュに準じるモード(格闘王への道etc.)において本編ラスボスの強化形態に「~ソウル」とつくことに端を発した、ラスボスが強化される事象の総称です。

 すべての始まりは「タッチ!カービィ」におけるラスボス第2形態ドロシア・ソウルなので一概に本編ラスボス強化形態とは言えませんが、近年は上記の条件に沿って登場しています。

 また紛らわしいですが広義の意味でのソウル(=魂)も同作品内で使用されることがあるため、ソウルとついているからそれが全てソウル化したものというわけでもありません。レオンのソウルとか、ソウル・フォルガとかね。

 そしてソウル化したキャラクターは流れ的にゲームの最難関モードの大トリを任されるのでゲーム内で屈指の強さを誇り、また重厚なストーリーがバックボーンとして用意されていることが多いので、アクションゲームとしてのカービィファン、ストーリーゲームとしてのカービィファン両方から人気が高い傾向にあります。

 壮大なバックボーンの中にはまだ語られていないことも多く(というか語られていないことのほうが多い)、考察の種となるので多くの有識者様が各地で考察を展開しているのが見られます。冒頭で書いた考察の鉄板ネタというのはこういうことですね。

 そんな中で本記事では、本編ラスボスがソウルになる「ソウル化」の条件について、新たな視点から開拓していこうと思います。

 まぁ結局本編で詳しく語られていない以上嘘でしかないんですけど、嘘かホントか分からないことを話している時が一番楽しいので許してください。

 

 

ソウル化の要因

 現状判明しているソウル形態のボスは2パターンに分けることができて、外からの要因でソウル化してしまったボスと、自力でソウルに達したボスに分けられます。

 結論から話すと、この2者には明確な違いがあるため、そこがソウルに至る条件を紐解くカギになるのではないかということです。

 2026年6月現在ソウル化したラスボスと言われているのは7種(6種という見方も多い。諸説あり)。

 そう多くないのでひとつずつソウル化した状況を確認していきましょう。

 

 

・ドロシアソウル

 「魔法の絵筆」で描かれたソーサレス3姉妹の長女にして、『タッチ!カービィ』のラスボスを務めた絵画の魔女。

 作品内において現実世界に嫉妬し、自らの住まう絵画の世界と同じ様相にしようと画策した黒幕ポジションでありました。

 彼女のこの行動は今でもファンの間では語り草になっており、星そのものの環境の改変というのはダークマター族やHWCなどが行っている規模のことであるため、単身それを実現してのけたドロシアの魔女としての実力は未だ未知数として多くのファンに恐れられています。

 そんなドロシアがソウル化したのがこの形態。

 元の彼女の面影はなく、彼女が理性という仮面を外した奥底にあった醜悪な堆積物が顕現した姿のように思えます。

 また、後のソウル化したボスの定番技となる「シューターカッター」や「スプラッシュラッシュ」などを使用してくるため、実力も折り紙つきです。

 ソウル化した状況としては、カービィと魔法の絵筆を操るプレイヤーに追い詰められ、敵の排除に全力を注ごうとして至ったという状況になります。

 

 

・マルクソウル

 いたずら好きな奇怪な道化師。

 皆さんご存じ『銀河に願いを』ラストでギャラクティック・ノヴァにぶつけられ、その大破に巻き込まれたマルクが、常軌を逸した執念でギャラクティック・ノヴァの欠片を取り込み、死に体から復活した姿になります。

 他のソウル化ボス同様自らの体を攻撃道具に変えて攻撃してくるのはまさに狂気にとらわれた姿であり、やられた際の奇声はそれを顕著に表していました。

 まぁこいつの狂気は元から疑惑がありますが、それでもソウル化した際はそのギアが1,2段上がっていたように感じます。

 

 

・マホロアソウル

 怪物の宿り木と成りし虚言の魔術師。

 『Wii』ではEXモードの最終盤で異空間ロード内部で変化し、『WiiDX』では真格闘王の最後にとんでもない爆弾を落としていったラスボスでした。

 現状最難関のラスボスとして有名な彼ですが、意外とソウル化ボスの技を使ってこないことでも知られています。あえて挙げるとすればブラックホールくらいか。

 彼がソウル化した状況は、魔王マスタークラウンに魅入られその宿り木となってしまったがために欲望が暴走し、その状態で長時間戦い続けたため自我を完全にマスタークラウンに持っていかれてしまったというものでした。

 こうして書くとコイツ悲惨すぎるだろ。

 

 

・セクトニアソウル

 美と欲望の女王であり、奴隷である世界樹。

 『トリプルデラックス』の真・格闘王への道ラストに登場したクイン・セクトニアの強化形態でしたね。

 本編では美と支配に執着し、ポップスターを我が物にするべく「操りの秘術」でワールドツリーと一体化してしまった彼女でしたが、真・格闘王ではさらに4つの「きせきの実」まで取り込み、永遠の美に取りつかれソウル化してしまいました。

 ソウル限定の第2形態ではもはや本人の意思ですら動いておらず、彼女が永遠なる眠りを求めているのに肉体はワールドツリーを捨てて戦い続けるというお辛い展開が披露されました。

 体感一番楽なソウルボス。

 

 

・星の夢.Soul0S

 夢も見ない、ご飯も食べないマザーコンピューター。

 『ロボボプラネット』の真・勝ち抜きボスバトルにて作中最大の衝撃を残した裏ボスでした。

 システム面で特筆すべきは第4形態まである戦闘の長さや初見殺しのハートレス・ティアーズなど様々ありますが、今回は設定的な話なので割愛。

 こいつはゲーム的な強さもさることながら、設定的な強さも作品上位に食い込むと言われています。直前のギャラクティックナイトリターンズと合わせて、強すぎんだよいろんな意味で。

 ギャラクティックナイトの話が出てきましたが、星の夢のソウル化には彼が大きく関わっていたんですよね。

 ギャラクティックナイトの封印を解いたことで彼の逆鱗に触れ、修復不可能なレベルのダメージを負ってしまった星の夢は、より完全な存在になるため素体であるハルトマンの心を完全に捨てるSoul0Systemをアンロックしたのでした。

 第4形態ではカービィを利用してハルトマンのメモリーを完全に消去し、Soul0Sを完成させていましたね。

 

 

・ソウルオブニル

 混沌。

 『スターアライズ』で毎度恒例になった強化版ボスラッシュ、Theアルティメットチョイスの(当時)最高難度である「魂の飛び出る辛さ」の最後に待ち構える、本編ラスボスのエンデ・ニルの強化形態です。

 ちなみにニルの時点でもいまだに謎が多く、コイツの位置づけが詳しくわかってないのも事実です。多分エンデ・ニル本人ではある・・・はず。

 本編の描写とスペシャルページから、エンデ・ニルが触れた感情やエネルギーによってその存在の根本を変えるということが語られていたため、彼はおそらくハイネスが闇のエネルギーを集めて闇の存在として復活したニルが、カービィとフレンズに触れてより根源的な存在へと姿を変えたものであると推測できます。

 内側のカラーが灰色に近い白なのも、もともとは闇の存在だったエンデ・ニルにカービィらの友情という光が混ざった結果なのかもしれませんね。白と黒が混ざってあいまいな姿、ゆえに混沌。

 より魂に近い存在、自らのルーツへとその姿を変えていったニルは、やがてその始祖と同じ姿まで行きつくことになるのですが、ソウル化ボスではないという扱いを受けることが多いためここでは語りません。

 

 

・カオスエフィリス

 議論を呼ぶ最新作裏ボス。

 彼については、ソウルフォルガといった形態があったり、そもそも名前にソウルが付いていなかったりとソウル化ボスに加えないという意見もありますが、今回は参考程度に一応似た裏ボス枠として取り上げてみました。

 『ディスカバリー』本編にて数多くの現地生物を捕食し、星を侵略しようとしたエフィリスが極楽の夢見鳥に一度魂を吸収され、夢見鳥の消滅後その力を引き継いだ存在としてTheアルティメットカップZ、TheアルティメットカップZEXの大トリを飾った裏ボスでした。

 特にZEXの方のカオスエフィリスは笑っちゃうくらいインチキな性能をしていたことは、皆さん記憶に新しいと思います。

 「新世界」の科学力、そしてそれを凌駕すると言われる兄の二重の引き立て役となった彼ですが、最終盤ではエフィリスのソウルと捕食したビースト、自らを吸収した極楽の夢見鳥の力、そして兄の槍と結晶化能力を持ち合わせた、まさにカオスな存在となって作中最強の敵キャラとしてカービィの前に立ちふさがった成長系のキャラでもありましたね。

 

 と、7体の裏ボスたちの概要とソウル化した状況を確認できたわけですが、ここからは上記の情報から最初に書いたソウル化の条件についての考察をしていきたいと思います。

 

魂の所在と解放

 最初に書いたソウル化の2つのパターン、それに上記7体のボスを当てはめてみると

・外的要因でソウル化したボス:マルクソウル

               マホロアソウル

               セクトニアソウル

               ソウルオブニル

               (カオスエフィリス)

・自力でソウル化したボス:ドロシアソウル

             星の夢Soul0S

 

といった感じになります。

 このことから、外的要因でソウル化したボスは個別の意思を持っている生物で、自力でソウル化したボスは誰かに作成された無生物であるということが読み取れます。

 具体的にはマルク→ノヴァを取り込んだ

      マホロア→マスタークラウンに支配されていた

      セクトニア→4つのきせきの実の影響

      ニル→カービィらの光の友情

      エフィリス→極楽の夢見鳥を主として、なんか色々

というソウル化するにあたって明確な要因が生命体にはあった一方、ドロシアは追い詰められて勝手に、星の夢はリミッター解除の要領でソウル化していました。

 そこに一定の線引きがあることは火を見るより明らかなように感じます。状況証拠だけ見たらね。

 では、なぜ生物と無生物でソウル化の状況がこうも違ったのか。

 それは、ソウル化というものの条件が大きく関わっているように私は感じます。

 無生物が自力で達成して生物が未だそれを成しえていないということは、生物には自力では極めて難しい要素が絡んでいるということです。

 それこそが、命名ルールのひとつになっているソウル、つまり「魂」なのではないかと私は考察します。

 生物は、えてして誕生した時から魂を持っているものです。

 魂の所在が脳なのか心臓なのか議論に首を突っ込むつもりはありませんが、多くの創作物や宗教では生物には心があり魂が宿っているものとして扱われます。

 一方、無生物に制作された時点で魂が宿ることはそうあることではないとされています。もちろん、そういった創作や逸話、文化的芸術があることを否定しているわけではありません。個人的には、『ロボボプラネット』の顛末が好きなのでモノに魂は宿る派です。

 しかし、全てのモノに等しく魂が宿るかと言われたら答えに悩まざるを得ません。

 アニミズムはこの世のすべての概念に霊魂が宿っているという考え方をしますが、同時に個々の魂の独自性を前提としている考え方であるため、生物の魂と無生物の魂を同一視するような答えは出ません。

 また、汎神論では全ての魂の本質は同一だとされていますが、本質が同じであるだけでやはり細部は共有されがたいものを持つと説明されています。

 これらの考え方にもある通り、生物の魂と無生物の魂は同等ではない、あるいは無生物には魂がないという意見が一般的です。

 その意見を採用すると、無生物が自力でソウル化できた要因は魂の重さや有無にあると言えそうです。

 つまり、ソウル化とは自らの魂を捨てることを前提とした進化なのではないでしょうか。

 故に、もともと制作物だったドロシアは自力で魂を捨てることができたし、星の夢はハルトマンの魂がメモリに残っていた本編ではソウル化できずに、Soul0systemを発動してハルトマンの魂を捨てた瞬間に成った。

 逆に、マルクは願いをかなえる大彗星を吸収し心を壊さねければ成れなかったし、マホロアはマスタークラウンに自我を乗っ取られて自分の意識が無くなったことでソウル化した。

 4つのきせきの実で生きながら魂を捨てるという奇跡を起こしたセクトニアも、ハイネスの復活の儀で集められた闇の心をカービィという光で塗りつぶされたニルも、本来のソウルを夢見鳥に啜られたエフィリスも、皆外的要因によりその魂を失った者たちでした。

 ソウルと名打っておきながら、最も魂からかけ離れた存在。

 それが、ソウル化したボスであると、私は考えています。

 嫉妬、執念、憎悪、欲望、渇望、運命、復讐・・・

 様々な感情に身を焦がし、その感情を感じる魂を捨てるという選択をした、そんな悲しい選択をしてしまったキャラクター。

 次のカービィ新作が出たとして、その裏ボスと成るのはそんなキャラクターなのではないか、と。

 そんな運命を背負ったキャラクターがいてほしくないな、と考察を終えて、私は思いました。

 

 そんなところで、今回の嘘は締めたいと思います。

 この嘘は当ブログが開設したときからやりたかったことだったので、この機会に吐き出せてよかったです。

 最後にあんなこと書きましたが、実際にソウルボスが新登場したら年甲斐もなく小躍りしちゃうけどね。カービィ新作、35周年たる来年には出ると言われていますが、はたして。

 新作と言えばニンテンドーダイレクトもありましたからね。楽しみなタイトルが今回も勢ぞろいでした。

 デルタルーンは以前もダイレクトで発表がありましたが、まさか東方projectやキングダムハーツの発表までニンテンドーダイレクトで行われるとは思わなんだ!

 トリの時のオカリナリメイクと合わせて、大変衝撃でしたよ。

 時オカリメイクは、シンプルにうれしいですね。時オカはいいぞおじさんなのでこれからも「時オカはいいぞ~」って言い続けていきたいと思います。

 StarFoxにBanban9、今年はやらなきゃいけないゲームが多くて大忙しだ!

 

 それでは、最後まで読んで下さりありがとうございました!!

 他の記事も読んでやってくれると嬉しいです!!

 

 

画像出典:『タッチ!カービィ』2005年3月24日発売

制作・著作 株式会社ハル研究所/任天堂株式会社

© HAL Laboratoly,inc./Nintendo

『星のカービィウルトラスーパーデラックス』2008年11月6日発売

制作・著作 株式会社ハル研究所/任天堂株式会社

© HAL Laboratoly,inc./Nintendo

『星のカービィWii』2011年10月27日発売

制作・著作 株式会社ハル研究所/任天堂株式会社

© HAL Laboratoly,inc./Nintendo

『星のカービィトリプルデラックス』2014年1月11日発売

制作・著作 株式会社ハル研究所/任天堂株式会社

© HAL Laboratoly,inc./Nintendo

『星のカービィロボボプラネット』2016年4月28日発売

制作・著作 株式会社ハル研究所/任天堂株式会社

© HAL Laboratoly,inc./Nintendo

『星のカービィスターアライズ』2018年3月16日発売

制作・著作 株式会社ハル研究所/任天堂株式会社

© HAL Laboratoly,inc./Nintendo

『星のカービィディスカバリー』2022年3月25日発売

制作・著作 株式会社ハル研究所/任天堂株式会社

© HAL Laboratoly,inc./Nintendo

 

 

 

 

【嘘シリーズ】犬の日と猫の月【Poppy Playtime考察】

衣替え

 季節がぐずついてくる匂いがする、5月です。

 衣替えが各家庭で始まる頃合いかと思いますが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。

 私は、衣替えをして冬服をしまったとたんに寒さがぶり返してきたので、横転してしまいました。後伸ばしにすると面倒になる衣替えですが、早めにやってしまうのも困りものですね。

 この頃になると気温も安定せず、体調を崩してしまう人も少なくないと聞き及んでますので、皆さんも服装を日によってうまく切り替えて対応していってください。

 それとは別に、この時期は5月病が猛威を振るっていますね。

 GW唯一の弊害と呼ばれるこの5月病、皆さんもかからないよう十分注意してくださいね。ちなみに自分の周りはGW働き詰めだったので5月病患者は一人もいませんでした。やったね。

 休みといえば、先日休暇をもらった際に行ったソラマチ、そこで大変興味深いものを見た、と前回の記事でお伝えしました。

 それがこの「Poppy Playtimeソラマチポップアップストア」

 

 

 ハギーワギーに襲われた気分になれる超大型看板も設置されてあり、Poppy Playtimeプレイヤーからするととても楽しい空間でした。

 本来の目的はカービィカフェだったものの、予約時間ギリギリまで見入ってしまうほど完成度の高い店舗だったので、帰りにまた寄ってしまいました。写真はその時のもの。

 ドッグデイのぬいぐるみが非情にも売れ残っているのが端のほうに見えますが、後から聞くと大盛況であったと聞き及んでいます。大盛況でも売れ残るドッグデイさんェ・・・

 まぁ、行った日がポップアップストア開幕直後だったのでそのせいかもしれませんが、本日はより多くの人にスマイリングクリッターズのリーダー、ドッグデイの良さを知ってもらうために一つの嘘を考えてきました。

 ぜひ、最後までお付き合いくださいーー

 

最新作Poppy Playtime chapter5はこちら↓

store.steampowered.com

 

 

違和感

 話は再びソラマチのポップアップストアに戻り、私はそこに設置されていた一枚のパネルに目が行きました。

 

 

 ドッグデイとキャットナップが仲良さげに肩を組んで笑いあっているパネル。

 本編のことを考えなければ微笑ましい絵ですが、chapter3での展開を考えると、とても人の心があるとは思えないイラストです。

 きっとプレイタイム社は発売当時こういったキャラクター性を彼らに見出していたのでしょうが、Bigger Bodysとしてこの世に生まれた彼らは、このイラストとは正反対の末路をたどっていくことになります。

 しかし、それにしても、と私は思いました。

 たとえこれがプレイタイム社の作った看板だったとしても、違和感があります。

 そもそもこのポップアップストアに飾られていたパネルは1体につき1枚で、本編で常に一緒にいるキシーとポピーを除き2体で1枚のパネルを担当しているキャラクターはいません。

 そんななか、本編で直接的に相対するシーンのなかった彼らがこんなにも仲良さそうに肩を組んでいる。

 キャットナップは確かにchapter3のメインマスコットとして登場したため、ポップアップストアにパネルとして飾られていても違和感はありません。

 しかし、なぜドッグデイとセットなのか。

 このポップアップストア以外でも、公式ではドッグデイとキャットナップがともに写っている画像が多いように感じます。

 他にもスマイリングクリッターズの面々はいますし、本編での活躍、登場機会を鑑みるならババ・チョップス含むナイトメアクリッターズとのニコイチでもおかしくはありませんでした。

 そもそも、キャットナップとドッグデイは本編で対立させるために意図的にモチーフをずらしているように感じます。

 犬⇔猫

 太陽⇔月

 暖色⇔寒色

 長い耳に小さな尻尾⇔小さな耳に長い尻尾

 

 という感じに。

 ここまで逆にしているのですから、2人をパネルにするにしても反対方向を向かせて背中合わせにするとか、やりようはいくらでもあったはずです。

 わざわざそこまでして交わることのない存在であることを明確にしていた2つのキャラクターが、どうして1つのパネルに収められたのか。

 私はそれを、ドッグデイとキャットナップの対となるだけではないキャラクターの同一性に求めました。

 

太陽と月

 キモンティーヌがデュエマ好きだということを知っている人からすれば、「またその話かよ」と思うかもしれませんが、創作において太陽と月ほど多くのことを暗示してくれるものも無いのでご愛敬。

 先ほど太陽と月は対になっている、と書きました。実際そうなんですが、太陽と月の関係性に限ってはそれだけではないんですよね。

 太陽と月の関係性、そこには、同一性も見ることができるんですよ。

 簡単に言えば、太陽と月を同一視することもできる、という考え方ですね。

 月とは鏡である、というのは皆さん何処かで聞いたことがあるかもしれません。これはつまり、月はその表面に太陽の光を反射しているわけだから、太陽光を写した大きな鏡にも見えるよね、ということです。

 月光とは日光である、というのは小学校の理科で習うことですが、古くから日本だけでなく世界中で昼の象徴とされてきた「太陽」、夜の象徴とされてきた「月」の2つの本質は、まったく元を同じくするであると言えますね。

 「太陽光」で輝く「天体」。放っているか反射しているかの違いはあれど、両者要素だけ抜き取ればそう遠くない場所にいます。

 また、地球から見て物理的に同一点で重なる、金環日食というものもあります。

 天体と太陽の位置が重なる瞬間は無数にありますが、太陽がほとんど隠れてしまうのはこの瞬間だけです。

 そういった点からも、月は太陽に一番近い天体であると、太陽は月に一番近い天体であると言えるのかもしれません。

 先ほど月光の話が出てきましたが、光というのも大きなポイントです。

 人は、生存本能上光のない場所に恐怖するようにできています。逆に、光のある場所が安全であると思うようになっている、と言い換えてもいいかもしれません。

 昼間、明るいのは言わずもがな太陽のおかげです。地球上にいる限り自然光はほぼ太陽光に依存しています。

 その太陽が沈んだ後、それでも真っ暗闇にならないのはやはり月のおかげです。月が太陽の鏡でいてくれるからこそ、夜の間も人は自分のいる場所を見失わずに済むわけです。

 つまり、光を与えているという点ではどちらも人間を安心させる要素があるというわけです。

 これは、恐らくドッグデイとキャットナップにも言えることで、ドッグデイがスマイリングクリッターズのリーダーとして仲間たちにそれぞれの楽しい環境を提供して安心感を与えていたのに対し、キャットナップは嵐の夜でも静かに眠れるよう安心できる睡眠を提供していました。

 どちらも、仲間たちを安心させる役割がある、という点で、キャラクターの共通項が見えてきましたね。

 次は、他の要素とも組み合わせて考えていきましょう。

 

犬と猫

 やはりドッグデイとキャットナップの並びを見て、一番最初に抱く感想はこれでしょう。マミー・ロングレッグスやイッキー・リッキーと比べてモチーフが分かりやすい!

 スマイリングクリッターズの対となるナイトメアクリッターズの面々にはここまで分かりやすく相対するキャラクターたちは存在しなかっただけに、この2者の「対」が目立ちます。

 が、果たしてそうなのでしょうか。

 犬の反対は猫であると、誰が言ったわけでもありませんが、そういうイメージがあるのは事実です。

 実際、知り合い10人に聞いたら9人がそう答えました。1人は私と同じ逆張りヲタクなので「”いぬ”の反対は”居る”だ」とかいうクソ寒ギャグをかまされましたが、私が同じ立場だったら同じこと言っていたと思います。

 それはともかく、ドッグデイとキャットナップの犬と猫の要素については、ぱっと見の対の印象を与える効果だけでなく、もうひとつの文脈があるのではないかとも思えてきたんですよね。

 それは、先ほどの太陽と月の話に少し関連があります。

 一般的に、犬というのは昼間元気なもの。太陽が出ているうちに、散歩に行ったり、犬によっては庭やドッグランを駆け回ったりしている姿が普通に生活をしている中でも散見されます。

 公式紹介でもあった通り、ドッグデイはいつでも元気なキャラクター。

 それゆえに、彼のモチーフには犬が一番元気な時である昼の象徴の太陽が使われているし、それをネックレスにもしているのです。

 一方キャットナップはどうでしょう。

 キャットナップがドッグデイと同じようにつけているネックレスは、三日月のネックレス。

 そう、猫が一番元気になる刻なんですよね。

 猫は「月の生き物」と呼ばれるくらい月に関係している動物で、その影響を顕著に受けると言われています。

 特に月の満ち欠けへの反応が最も大きいらしく、満月に近いほど猫は大人しくなって、新月に近いほど行動が活発になると言われています。

 ということは、三日月とは猫が元気になることの象徴、キャットナップもまた、眠りというものを司りながら、ドッグデイと同じく「元気」を表すキャラクターだったのです。

 公式紹介にも、クリッターズたちが元気に遊べるように夜安眠にいざなう、との記述がありましたからね。これは間違いないでしょう。

 また、ネーミングについても同様のことが言えます。

 ドッグデイとキャットナップはどちらも海外のスラングから取られているネーミングで、前者には「真夏の昼」という意味が、後者には「昼寝」という意味があります。

 いうまでもなく、どちらも「昼間」に関連したスラングですよね。これはキャットナップの軸となる部分が、ドッグデイと同じであることを表しているように感じます。

 ドッグデイは作中で、ポピーを信じてキャットナップに半身を奪われながらも最期まで彼女の残した「希望」を助けようとしていました。

 一方キャットナップは、プロトタイプを信仰し、彼の代わりに裏切り者を粛正する汚れ役を買って出て、最期には彼にその躰を捧げました。

 どちらも「自分の信じたものに最期まで尽くした」強い芯と覚悟を持った者同士、どれだけ思想が逆でも、その部分では共通していました。

 そういった表面に出ない精神性が、月と太陽、犬と猫、名前といった「対になりつつも共通する部分が多いもの」のモチーフで表れたのかな、と思っています。

 もし信じているものが同じだったなら・・・

 もし互いの考えを理解できたなら・・・

 あのパネルのように、肩を抱き合って笑っている未来もあったかもしれませんね。

 

 また、対となるように描かれているもうひとつのペアがこのゲームには存在します。

 全てのおもちゃの原点でありであり、人間のような内面を持つおもちゃポピー

 おもちゃを裏返し終わらせる、おもちゃのような躯体を持つ怪物プロトタイプ

 彼女らもまた、対であるように見えてポピージェルの成果物、エリオット・ルードヴィヒ社長の子供であることなど、共通する部分は多く散見されます。

 ドッグデイとキャットナップのように、彼女らにも、根底で通じる部分があるのか・・・

 ならば、ドッグデイとキャットナップがなし得なかった和解を、我々は求めるべきなのでしょうか?

 次チャプター以降、Poppy Playtimeがどのような展開を迎えていくのか、今から楽しみな限りです。

 

 自作以降に期待を募らせたところで、今回の嘘を締めくくりたいと思います。

 chapter5以降、世間でのPoppy Playtime熱は止まるところを知りませんね。今回のソラマチポップアップストアも、その熱の一環であったように感じます。

 また、今年はPoppy Playtimeだけではなく、他ゲームの熱も計り知れませんよ!

 直近だと「スターフォックス」の新作とかありますからね。『スターフォックス零』を発売日から10年間やってきた身としては、本当、救われました。ありがとう、助かったよ任天堂~(スリッピー風)

 しかし、私のシューティングゲーム下手が露呈したのもこの作品からだったような気がします。未だにアーケードモード全クリできてないからね。他には『東方地霊殿』なんかも途中でギブアップしています。

 カービィでよく言われる、「急なシューティング」がモノホンの360度シューティングになったら、本当に苦戦しそうで怖いですね。誰か『インベーダー』得意な人、こっそりレクチャーしてください。

 

 それでは、ここまで読んで下さりありがとうございました!!

 ぜひ、他の記事も読んでやってくれると喜びます!!

 

 

画像出典:Poppy PlaytimeソラマチPopupstore

 

 

 

 

 

 

 

 

【嘘シリーズ】ロードトリップの黒幕をまじめに考察しない【星のカービィ】

ピザ

 

 行ってきました、人生二度目のカービィカフェ。

 噂には聞いていましたが、4月のカービィカフェの予約は激戦ですね。普段から予約 を取るのが困難だというのに、「星のカービィの誕生月」とあればその競合ぶりも苛烈さを増していました。

 私も休みに乗じて何とか競り合いに参加することができ、無事東京のほうのカービィカフェに訪れることができました。

 ちなみにカービィの誕生月ということでケーキもメニューに追加されていたのですが、隣の人が頼んでるのを見て、そのデカさにビビッてやめました。ワドルドゥくらい食の細い私にあの量のケーキは無理だよ・・・

 しかし、ケーキは食べずとも「ほしがた弾ピザ」を頂いて、雰囲気は楽しめました。というか、ピザが美味すぎて後半は雰囲気より味を楽しんでいたように感じます。

 

 ほかにもカフェのある地、ソラマチには「ちいかわランド」「呪術廻戦 死滅回遊コラボブース」そしてなんとあの「Poppy Playtime」のポップアップストアまであるという盛況ぶり。

 久しぶりに都会に出てみると、いろいろあんだね。

 「Poppy Playtime」のポップアップストアについてはまた今度話すとして、カービィカフェ周辺、ひいては東京スカイツリーのお膝元ソラマチには他にも様々な面白いものがあります。

 2月にはエアライダーコラボ商品も解禁されたので、この機に皆さんもぜひソラマチに足を運んでみては?

 

 ところでそのエアライダーですが、最近になって新たな衝撃情報が明らかになりましたね。

 

 

 桜井氏がエアライダーの開発秘話を語って下さる、ファン必見のサイトにて「ロードトリップ」のストーリーについて書かれてあるこの部分。

 「狙いがあった」ことで世間を大いに盛り上げたギャラクティック・ノヴァの行動には、裏でゾラの願いに悪意を混入させた何者かがいることが示唆されました。

 ゲーム中では語られることのなかったエアライダーの黒幕的存在、その正体について多くのカービィファンが現在考察している最中にあります。

 無論、桜井氏がこの場以外でそれについて言及することはなかったため結論の出ない考察、ピースの足りないパズルをしているわけですが・・・

 そこで、今回はタイトル通りロードトリップの裏で暗躍していた黒幕について、私も考察していきません。

 だってピース足りてませんからね。ここでなんか言おうものならそれは私の根拠の薄い妄言、噓になってしまいます。

 そのため、これから語ることはいちカービィファンの吐く嘘だとおもって読んでください。

 とりあえず不真面目に8選、既存キャラの中からロードトリップの黒幕の可能性があるキャラを選出しましたので、その理由とともに紹介していこうと思います。

 

 

昨年世界を震撼させた神ゲー↓

カービィのエアライダー | Nintendo Switch 2 | 任天堂

 

 

8選

 その1

 マルク

 まず最初に白羽の矢が立ったのは狂気の魔法使い、きらめきの羽マルク

 理由は単純明快、ギャラクティック・ノヴァを悪用したことがある前科持ちだからです。

 『SDX』にてポップスターを我が物にするためギャラクティック・ノヴァを利用し、『USDX』ではノヴァを体内に吸収して死の淵から執念で復活した彼が、再びノヴァを利用して悪事を働いても何の矛盾も孕んでいません。

 むしろ、こういうことやりそう度でいえば作品トップクラスだと思います。実際、ロードトリップでは主人公を邪魔する存在として立ちはだかりますからね。君、プレイアブルだよね?

 おや、一発目からもう本命掴んでしまったか?と思いましたが、よく思い返してみるとギャラクティック・ノヴァが実行した願いは「ポップスターの全生命体の一掃」

 マルクの望みは「イタズラ好きほーだい」ですから、からかうおもちゃが少なくなるのを望むのは違和感があります。

 まぁ、彼のことですから「ここで全員死んだらおもろいやろなぁ」なんて思った可能性も否めませんが。

 

 

 その2

 マホロア

 

 次に目を付けたのは虚言の魔術師、心からのベストフレンズマホロア

 その理由としては、そもそもギャラクティック・ノヴァについて正しい知識を持っているものが彼くらいしか思い浮かばなかったからです。

 『Wii』にて銀河の大彗星のことを知っている口ぶりだったので、やもするとギャラクティック・ノヴァの起動方法、運用方法についても文献で読んだか、マルクに聞くかして知っていたのかもしれません。

 しかしマルクと同じで、遊び相手をみすみす失うような真似をしないのもまた彼というキャラクターです。

 『WiiDX』以降、友達というものに対してすごく倒錯した感情を抱いているのではないかといわれている彼が友達のいる星、ポップスターの殲滅を夢見るとは思えないので、マホロア説はかなり薄いでしょう。

 

 その3

  デデデ大王

 

 プププランドで変なことが起きたら、彼のせいに違いありません。

 一応書いてみたけど、まぁ違うでしょう。

 部下を大切にする旦那ことデデデ大王が、食べ物とワドルディがある星を殲滅する理由がありませんからね。

 次はもう少し動機重視で考えてみましょう。

 

 その4

 ネクロディアス

 

 ドクロ団のボスにして闇杖の王、ネクロディアス

 彼ほどの巨悪なら、或いは・・・

 実際、彼の目的は「全宇宙の光を消すこと」

 『あつめて!カービィ』では宇宙でも有数の輝きを放つポップスターを闇で包んだ彼ですが、弱体化したカービィにリンチされて敗れてしまいました。

 その後、もし彼が生きていたならもう一度ポップスターを狙うはず。しかし、カービィやその星の住民がいる以上正面からの勝機は無いに等しい・・・

 そこで、宇宙を侵略している間耳にしたギャラクティック・ノヴァを利用しようとした、というシナリオです。

 案外あり得そうだな・・・と思ったのもつかの間、そういえば本来ギャラクティック・ノヴァに会うためにはミルキーロードをつなぐ必要があるよな、ということに気が付いてしまいました。

 ゾラは夢の泉のある星で、推定数億年以上願い続けたからギャラクティック・ノヴァに受信されたわけであって、本来ならノヴァは正規の手順で呼び出さなければ召喚されません。

 ロードトリップ中ノヴァはポップスターの衛星軌道上にいたわけですが、一度カービィに敗れてネクロディアスが他力本願になっている想定のこのシナリオでは、彼がポップスター周辺に現れてノヴァに会いに行くというリスクを取るとも思えませんし、この説は違うかもしれませんね。

 

 その5

 タランザ

 デデデ大王よりあり得ないよ、と

 そんな声が聞こえてきますが、彼にはギガンテスを願った黒幕にしかない点が散見されました。

 そもそも、ギガンテスの目的とは何だったか。完成シーンを見ていましょう。

 

 

 そう、ギガンテスは「ポップスターの破壊」や「無差別な破壊活動」ではなく「地表の生命体」の一掃を目指していたのでしたね。

 つまり、黒幕はギガンテスの暴走に巻き込まれない「地表以外の場所」にいるわけです。

 そして、タランザが暮らす浮遊大陸はプププランドの遥か上空、さらにタランザはクィン・セクトニアとともに推定1000年魔術を極めてきた魔術師でした。

 1000年も生きていれば、ギャラクティック・ノヴァの噂くらい聞いたことがあるでしょう。浮遊大陸の旧王都セクトラトアからなら、ポップスターの衛星軌道上にいたギャラクティック・ノヴァが見えるため、時系列的にも矛盾はありません。

 まさか、本当にタランザなのかーーー?

 

 いや・・・

 よく考えたらロードトリップの走者じゃねーか!!

 

 盲点、そういえば盲点。

 マルクやマホロアのようにノリや知的好奇心で銀河の大彗星と戦うような奴ではありませんでしたね、彼は。

 疑ってごめんよタランザ。

 

 しかし、黒幕がギガンテスの魔の手が届かない場所にいる、という発想は悪くなかったように感じます。

 空がダメなら、次は・・・

 

 その6

 魔人

 

 大洞窟マジルテの番人、地底の支配者ワムバム一族

 彼らが住まうマジルテの最奥は、もちろん地表ではありません。何年生きてるかわからない彼らならばノヴァのことを知っているかもしれませんし、ミルキーロードの一つであるケビオスにもなんかいます。

 もし、マジルテにいる魔人とケビオスの魔人が何らかの方法でコンタクトを取ることができれば、ポップスターの衛星軌道上のノヴァがいることを知ることが不可能ではなくなります。

 動機は、そうですね、地上のピンク球にお宝全部かっさらわれたり、変な仮面に修行場にされて荒らされたり、ヘルパーに王もろともボコボコにされたからでしょうか。全部とばっちりじゃねぇか。

 しかしこの説にはひとつどうしても説明できないことがあり、地底の魔人がどうやって宇宙に行ったのかが分からないんですよね。

 ケビオスに魔人がいたようにワムバム一族には宇宙に飛ぶ手段があるのかもしれませんが、あの巨体が誰にもバレずにってのは厳しいのではないかと思います。

 

 うーん、どうも難しい。

 すこし、視点を変えてみましょうか。

 ここまで「地表の生命体を一掃」の「地表」のところに注目していましたが、「生命」の部分に注目してみましょう。

 つまり、ゾラのように半生命体であるために、ギガンテスの一掃対象に該当しないキャラクター・・・

 

 その7

 ギム

 

 『スターアライズ』でキカイ化プロジェクトを聞いて帰ってきた2年遅い男、ギム

 彼が誤ってノヴァに「自分と同じ機械だけの星にしてほしい」と願ってしまい、その願いを曲解したノヴァがギガンテスに「全生命の一掃」を命じてしまった説。

 『スパデラ』参加組の彼ならノヴァのことを覚えているはずですし、『星のギム』でなんか普通に宇宙に出ていた彼なら衛星軌道上のノヴァに会いに行くこともできます。

 さては、ギムこそ本命・・・!?

 とはいっても、ギムの情報は2年遅れているため今頃彼は最新作に登場しようと息巻いて「新世界」か「ハルカンドラ」にいるはずです。

 この場所はどちらも異空間に位置するので、ロードトリップ中にギムが帰ってきている可能性は皆無に等しいです。ということで、彼も違いそうですね。

 

 他に、生命体じゃなくて、ノヴァに願いを伝えられそうなキャラクター・・・

 まさか、彼なら・・・

 

 その8

 シャッツォ

 

 ・半生命体、あるいはモノ

 ・「スパデラ」出演経験あり

 ・宇宙にもいる

 ・パラソルで落下すれば他の星からノヴァのもとに落下可能

 ・皆勤賞なのに生命体よりグッズ化も人気も劣っているため動機あり

 ・いっぱいいるからロードトリップ中に一人(ひとつ?)いなくなってても違和感がない

 

 これだーッ!!!

 

 

 まさか、シャッツォがロードトリップの黒幕だったとは、驚きです。

 しかしまだ沢山いるシャッツォのなかの誰が実行犯なのかは分からないので、次回の記事ではそれを考察していきたいと思います(嘘)

 私は今のところシャッツォが黒幕であると疑っていませんが、公式の発表がないのも事実。いつかシャッツォの名が桜井氏の口から放たれるまで、この説は確定とはせずに、ひとつの考察として皆さんの胸にしまっておいてください。

 実際問題、「黒幕」の存在はゲーム中では描写されていないので、その正体がのちのゲームで明かされるのか、何かの機会で設定資料集等が発売されるのかは分かりませんが、そのときを楽しみに待っていましょう!

 さて、冒頭でも書いたように4月はカービィの誕生日、34周年の年であります。来年は35周年の区切りの年、黒幕の正体に触れる「のちのゲーム」が発表されてもおかしくありません。

 あるいは、発売が来年であると今年中には何かの発表があるかもしれません。今年も、カービィファンにとっては楽しい一年になりそうですね!!

 

 最後まで見て頂き、ありがとうございます!!

 他の記事も読んでやってくれると嬉しいです!!

 

画像出典:

『カービィのエアライダー』2025年11月20日発売

制作・著作 株式会社sora

© Nintendo / SORA
© Nintendo / HAL Laboratory, Inc

https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/27431.html

【シイタケ封印伝】ギャラクティックナイトの羽から捉える彼の本性【星のカービィ考察】

USDX_GalactaKnight02

3月には3つの周年

 季節の流れは早いもので、もう3月ですね。

 春ですよ、春。星のカービィの誕生日がもう来てしまいますよ。

 毎年この時期になると「今年こそカービィカフェに行こう!」って思うんですけど中々いけないもんですね。そんなんだからいつまで経ってもにわかなんだ。

 未だに予約解禁1分後には埋まってしまうんですって?もう覇権コンテンツだよ、星のカービィシリーズは。

 「スターリーワールド」に「エアライダー」などまさかまさかの新作を展開していった33周年でしたが、次はどんな年になるのやら・・・今からとても楽しみですね!

 周年と言えば、3月は「星のカービィスターアライズ」の8周年、「毛糸のカービィ+」の7周年、そして「星のカービィディスカバリー」の4周年の3作品の周年がある月ですよね。

 とても喜ばしいことですが、スターアライズ発売からもう8年経っていることを理解するのに大変苦しみます。あれって4年前くらいのゲームじゃなかったっけ?

 スターアライズが8周年だとすると、ロボプラは10周年・・・もう、吐き気がするレベルですね。カービィシリーズは成長したというのに、私はあの頃から何も成長してない。

 そんなスターアライズですが、様々な思い出がある中でも特に印象深かったのは、ギャラクティックナイトが珍しく裏ボスを務めなかったことでした。

 ギャラクティックナイトが異空間ホールから飛び出してきたと思ったら、極楽蝶に吸収され、新たなる強敵、バルフレイナイトとして顕現する・・・。

 あの時の衝撃と言ったら、今でも昨日のことのように思い出せます。なんせ成長してないからね。

 なんだかんだ次次作には初のラスボスとして登場するわけですが、スターアライズ~スーパーカービィハンターズまでの1年半は、今までで一番ギャラクティックナイト考察が盛んだった時期だと記憶しております。

 私はその時の熱を保ったままこんな考察をしているのですが、本日は彼の特徴的な羽という要素を切り取って嘘をついていきたいと思います。

 

そのため、ギャラクティックナイトの登場する諸作品のネタバレを含みますのでご注意ください。

 

 

8周年のスターアライズ↓

www.bing.com

 

 

USDX_GalactaKnight01

 

 ギャラクティックナイトと言えば、特徴的な白い羽。

 彼を表すものとして、しいたけの次に適当なものであると考える人も少なくないのではないでしょうか。

 初登場は「USDX」ですが、同作の「白き翼ダイナブレイド」より白い翼じゃねーか!と突っ込んだ記憶があります。

 メタナイトと相対する存在としてデザインされたキャラクターなので、翼のデザインも正反対。メタナイトやダークメタナイトが蝙蝠の飛膜のような羽なのに対し、ギャラクティックナイトは「羽毛」って感じですからね。

 

    羽っていうか蝙蝠の前腕のそれ

 両者の違いとしては、蝙蝠の飛膜は風に乗って滑空することに重きを置いているため軽く折りたためる一方、鳥の羽毛は主に飛翔のために使われることがほとんどだと言われています。あと生えてる場所の都合上搭載されている筋肉の量が違う。

 また、最も大きな違いとして、毛であるか膜であるかが挙げられます。

 飛膜の方は膜であるわけですから、ヒレや皮膚のように体の一部という扱いで、毛は抜けることもあるってことですね。

 事実、ギャラクティックナイトはUSDXの「真・格闘王の道」やロボボプラネットの「真・勝ち抜きボスバトル」など戦闘後封印されなかった場合、羽を散らしながらどこかへ飛翔していきます。

 ギャラクティックナイトが羽を持つ意味、そしてそれを散らすことの暗示。

 次はそんなテーマで考えてみましょう。

 

 

白い騎士の落とし物

 

 ギャラクティックナイトが落とす、白い羽毛。

 人類は遥か昔より落とし羽には意味があるのではないかと、様々な文化の中で羽を神聖な暗示として受け取ってきました。

 かねてより人類は空への憧れを抱いていて、それを体現しているのが鳥だったから、なのかもしれませんね。

 特にキリスト教などでは鳥は天と地を結ぶ使者として考えられており、羽は天の象徴としてとらえられていた時期もありました。一部の守護天使が羽を持っているのもそのためなんですかね?

 やはりヨーロッパ方面では天使との関係もあり、やがて「慈愛と守護」のメタファーとして見られていくことになりました。

 また、古代エジプトではマアト神の羽が「真実と正義の象徴」とされており、鳥の落とす羽はマアト神のそれと同質だと伝わっていたようです。

 どこの文化にも「天=神聖なもの」という考えはあって、天から降ってくる羽はまさに信仰の対象となりやすかったというわけですね。

 

 19世紀に入ってくると、宗教的なこの世ではない世界のことは「高次元」と呼ばれ、ティリッヒやフロイトの著書が流行ったこともあり神への憧れは雲の上などではなく、もっと高次な「この世界の上」という憧れに移っていきます。

 その中で、重力に逆らって上昇する鳥が再び文脈的な神聖さを担保され、その羽は「より高い次元へと上昇していく」ことのメタファーとして信仰されていくこととなります。

 19世紀以前にも仏教の須弥山(スメール)などはその筆頭でしたが、鳥の方がイメージしやすいからか、ヨーロッパではこっちの方が流行したそうです。

 

 一方、ギャラクティックナイトの翼の「羽」の部分ではなく「色」に注目してみると、また違った見方ができます。

 「白い羽」は平和と調和を運ぶとされており、その色の意味するところは「真実」と「誠実」。

 白鳩が平和の象徴とされていることは有名ですが、その由来は羽が白いからだったんですね。

 ここまで読んで、皆さん「ギャラクティックナイトのどこが平和と調和なんだよ!!」とお思いでしょうが、平和と調和なんていうのは解釈次第です。

 ギャラクティックナイトがその銀河最強の力を振るって戦った後には、生命は何も残りません。彼が去ったその争いのない無人の荒野を、平和と調和、と表現することもできます。

 巨大すぎる力は破壊を通り越し、ある一定の秩序をもたらすことは歴史が証明していますが、カービィ世界ではそれがギャラクティックナイトなのではないか、というお話です。

 そうすると、「真実」と「誠実」の白についても、銀河最強と恐れられ、星1つを簡単にブッ壊してしまえる力こそが、ギャラクティックナイトにとっての真実であり、強敵にその刃を迷いなく振るうことこそが誠実さなのだ、という風に捉えることもできます。

 実際、彼の「真実ではない」色が後に登場したことを考えると、通常のギャラクティックナイトが白い羽を携えていた事には、何かしらの意味を見出せそうではあります。

 

 

白い騎士の落とし物・闇

SKH_HeroDark

 

 銀河最強の戦士の白き羽根が初めて舞ってから幾星霜、『スーパーカービィハンターズ』にて、別世界に顕現した銀河最強の戦士、淵源を巡る英雄・闇がその姿を露わにしました。

 淵源を巡る英雄と呼ばれているものの、その正体は恐らくギャラクティックナイト本人であると多くのカービィプレイヤーには認識されています。

 同作のラスボスとして現れた彼は、登場時に闇のオーラのようなもの(通称シイタケの煮付け汁)を纏い、我々のよく知る彼とは違ったカラーリングで戦闘に突入します。

 それに伴い羽の色も変色し、その色は本来の彼とは正反対の「黒」となっていました。

 サーティーエナジーシャワーが心のヤリだったり、戦闘後にまたジェムの封印を施され別の世界に飛んでいったりと曰くの多い彼ですが、その禍々しさを湛える羽からも彼について考察することができます。

 「黒い羽」というものはカラスに象徴されるようにごく一部の生物しか有していませんが、そのレア性からか様々な文化圏で神聖なものとして扱われてきた歴史があります。

 特に日本に住んでいると総氏神、天照大御神の遣いとして八咫烏が有名なので、そのイメージは強いかもしれません。世界に目を向けると、「騎士道物語」でイングランドのアーサー王がワタリガラスに変身したことの方が有名かも。

 そんな人々の心の拠りどころとなる人物たちと関わりの深いカラスが有する黒い羽ですが、「知恵」と「可能性」の象徴とされていることでも知られています。

 「知恵」の方は言うまでもなく、カラスからの連想ですね。カラスが鳥類の中でも抜きんでた知能の持ち主であるということは長年の実証によって明らかになっています。

 一方で「可能性」はというと、これは「未来の変化」と言い換えることができます。

 古い状態を脱却し、新たなステージへ変容していくプロセス。そしてその道程を守護してくれる力。そのメタファーが、「黒い羽」であるということです。

 これを淵源を巡る英雄に当てはめてみると、「可能性」とは通常のギャラクティックナイトの姿から「闇」へと変わること。

 淵源を巡る英雄・闇とは、プレズ・アナザースージーのような、ギャラクティックナイトの可能性の一つだったのかもしれません。

 そして、その結果得たものが、ただ本能のまま暴れ狂うだけでなく、「心のヤリ」を顕現させ世界をも守り抜けるほどの力と、それを扱えるだけの知恵であったと、予想できます。

 『スーパーカービィハンターズ』ではアナザーナイトメアによる強制召喚にともなうラストバトルの因縁があったため淵源を巡る英雄と戦わざるを得ませんでしたが、『スターアライズ』であった通り本来「心のヤリ」とは温かい心を育むもの。

 それを顕現させて扱う淵源を巡る英雄・闇が完全な悪に染まった暴れん坊だとは思えません。

 英雄と呼ばれている通り、ギャラクティックナイトはやはり最初から暴虐の限りを尽くした銀河最強の戦士なのではなく、温かな心の力と、それを正しく使える知恵を持つことができた可能性のある人物だったと予測できます。

 次に彼が我々の前に現れるときその羽の色が白いのか黒いのかは分かりませんが、いつかきっと、彼とも一緒にご飯を食べておひるねをする友達になれる日が来る。この嘘を考えているうちに、そんな「可能性」を感じることができました。

 

 そんなところで、今回の嘘は締めたいと思います。

 来年は星のカービィシリーズ35周年となりますが、果たして新作は来るんですかね?

 もし来れば、『ディスカバリー』ぶりの完全新作、ぜひとも、最近赤いバイトにお株を奪われ続けているギャラクティックナイトも登場してほしいものです。

 でも、炎属性ナイトがバイトさんに奪われたから、もうフレイムスパイン復活しないのかな。これからはフレイムスパインを真に憂うものとして活動していきます。

 

 それでは、ここまで読んでくださってありがとうございます!!

 ぜひ、他の記事も読んでやってくれると嬉しいです!!

 

 

 

 

 

 

画像出典:ギャラクティックナイト | カービィWiki | Fandom

淵源を巡る英雄 闇 | カービィWiki | Fandom

キャラクター紹介 メタナイト | 星のカービィポータル

『スーパーカービィハンターズ』2019年9月5日発売

制作・著作 株式会社ハル研究所/任天堂株式会社

© HAL Laboratoly,inc./Nintendo